わたしはわりと「暮らしを楽しむ」ことが得意だと思ってて、毎日を実験するように暮らすのが好きです。
大学4年生のとき、家を引き払った後、70日間くらいゲストハウスや友達の家を練り歩きお世話になっていた。「当たり前みたいに、仮暮らしの家を借りていたけれど本当に必要なのかな?」ってあの時、思っていた。だから、自分でやってみた。結論、必要って思いました。ーーーこうやって言うと、みんな「当たり前じゃん」って笑う。
非日常感も手伝ってのことだと思うけれど、生活費6万円くらいかけて暮らしていたよりもずっと記憶に残った。発見したことは、ひとりで過ごすより誰かがいるほうがずっと残っていくということ。ソファで寝落ちしながら話したことは今でも覚えている。日常に登場人物のいる暮らし。そんなことを考えてひとりで暮らすのではなく、他人と一緒に住む暮らしを選んだ。
「4畳半の部屋」のある、築35年の家はわたしにとっては宝箱みたいだった。庭があって柿の木と梅の木がある。最初は3畳の部屋で暮らせるかな?と思ってやってみたけれど、意外と余裕じゃんとか思った。左京区という土地柄もまた良い。一乗寺界隈、すごく好きでずっと暮らしても良いなぁとも思う。どうやって生きているんだろう?と思うような人にもちらほら出会った。いろんな人がいる。202cafeとかを通して、地域の人と関わることも増えていた。それが2012年で、日記を読み返してもそうだったと思う。
「自分が良いと思うことが良い。暮らしを楽しもうという心意気を持っていて、でも、このままでいいのかと不安になっていた」2012年。「めっちゃ不安でたまらないけれど、少しだけ進んでいるような気がする。ただ、暮らしはないがしろになっている」2013年。
毎日(じゃないけれど)、同じ場所に行って、顔を見て、信頼する方々と仕事をさせてもらえるというのはとーっても精神衛生上良かったんだなぁと気づいた本当にいろいろな人にお世話になった。
まずは、自分の仕事を見つけて、生活を整えること。困った時に人に相談すること。かっこわるくても胸のうちを晒せるような関係を作ること。2012年と13年のバランスをいい感じに保ちつつ、2014年はすごしたいなぁ。