130515#2

再来週、友人の結婚式に出席するので、忘れないうちにと新札を手に入れるべく銀行に向かった。

ATMで口座からお札を引き出す。
その後、窓口で「新札にしたいです」と言って、先ほどのお札を差し出すと1枚だけ綺麗なものが混じっていた。

「あ、これ、新札かな」
「ATMから引き出したお札ですか?」
「はい」
「それなら、新札ではないですよ。ご祝儀でお渡しされるのですか?たしかに、そのお札は綺麗ですが、ご祝儀だったら連番のが良いですから、こちらでまとめて両替しますね」

連番。ハッとした。
お札ってそういえば、通し番号が振ってある。
知らなかったわけではないけど、番号の存在や連番には気づくことができていなかった。

自分が気づいていないことは、自分では気づけない。

連番であることがマナーとか、そういうことではないはず。
でも、そこに気を届かせるのはなんだか粋だと思った。